UbuntuでWindows上の共有フォルダーをマウントする

今回は、VM上に作成したUbuntuから、ホストOS のWindows上に作成した共有フォルダーを参照することが目的です。

どうしてこんなことをするの?

Angularの開発環境を行うにあたって、
プログラム作成はWindows+VSCodeにしようかな?と、考えています。
そうすると、VM上のUbuntuの構成が最低限で済む(ハズ)

あと、Webアプリ上で使用するコンテンツを作成するのがWindowsだから。
Ubuntuにファイルをコピーするのが面倒くさいから!!!


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  • Windows側での作業
    • Windows上で共有フォルダーを作成する
      共有用に通常利用とは異なるアカウントを新たに作成した
      ※パスワードの設定を忘れずに
    • IPアドレスの確認
      VM上のUbuntuからアクセスできるIPアドレスを確認しておく
      コマンドプロンプトかPowerShellを起動して、以下のコマンドを実行する
      ipconfig
  • Ubuntu側での作業
    • パッケージをインストールする
      共有フォルダーにアクセスするため、 cifs-utilsを使用する
      必要なパッケージのインストールを行う
      sudo apt update
      sudo apt install cifs-utils
    • 共有フォルダーをマウントする
      • マウントポイントを作成する
        ここで指定したディレクトリに共有フォルダーがマウントされる
        sudo mkdir /mnt/share
      • Windowsの共有フォルダーをマウントする
        以下の青文字部分を自身の環境に応じて適宜修正する
        sudo mount -t cifs //Windows側のIPアドレス/共有フォルダ名 /mnt/windows-share -o username=Windowsのユーザー名,password=パスワード,uid=$(id -u),gid=$(id -g)
      • マウントの確認
        以下のコマンドを実行し、正しくマウントされているか確認を行う
        df
    • 自動マウントの設定を行う

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    cifs-utilsについて
    cifs-utils は、Linuxシステムが CIFS (Common Internet File System) プロトコルを使用して、
    Windowsなどのネットワーク共有にアクセスできるようにするためのツールセット

    CIFSは、Windowsのファイル共有に使用されるプロトコルで、
    Windowsの共有フォルダにアクセスするための標準的な方法である。
    Linuxでは、cifs-utilsを使用することで、このCIFSプロトコルをサポートし、
    Windowsの共有フォルダをマウントして、ファイルの読み書きができるようになる。

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